「漢熟検」が変わりました。
まず、主催団体である旧社名:一般社団法人 日本漢字習熟度検定協会は令和2年12月に新社名:一般社団法人 日本語力検定協会に変更になりました。
次なる変更点は検定名です。
「漢熟検」から「文字検」へと変更になりました(2月17日付)。
内容も大幅に変わっています。
実用日本語文字力検定(文字検)は、漢字や熟語、文法・敬語に加え、読解・聴解(リスニング)など、幅広い分野から実用的な日本語で出題される検定試験です。
HPのURLも変更になっており、旧漢熟検のページはweb上ではキャッシュで辛うじて見れる程度です。
漢熟検は特に漢検1級リピーターの方はよくご存知だと思いますが、もともとは最高ランクである『師範』級がありました。
師範合格者で最高得点の方には『漢熟王位』として認定していましたが、2012年度以降廃止になりました。
以後、1級が試験では最高実施級となっていましたが、毎回受検できるわけではなく、不定期開催でした。
また、当時は1級の合格基準は90%以上ととんでもない基準になっていました(モンスター級)。
その後、80%以上に合格基準が変更されることとなりました。
べんちゃんは結局、2級止まりという結果になりました。
なお、2021年3月7日(日)予定されていた試験は新型コロナウイルス蔓延防止のため、中止となりました。
従来の「漢熟検3級〜8級」の出題漢字は「文字検」で扱われるようになります。
第1回「文字検」の試験実施は、2021年7月が予定されています。
受検するためには、文字検を実施する「検定会場」へお問い合わせください。
基本的には以前の「漢熟検」の会場とほぼ同じです(松陰塾になります)。
なお、新HPに「会員ログイン」という箇所がありますが、ここに以前のマイページのIDとパスワードを入れてみましたが、やはり別物であり、エラーが出ました。
マイページがいきなり消滅し、過去の受検記録さえも閲覧出来なくなったのは残念です。
参考までに文字検のレベルは1級から6級までの6段階に分かれています。
対象レベルも小学3年修了程度から高校卒業程度に様変わりしています。
生徒が中心の検定試験ではありますが、今のところ、一般人の受検についてこれを妨げる記載はありません。
詳細が判明次第ということになるでしょう。
いずれにせよ、最高レベルの1級(文字検)が高卒レベルになる見込みであることから、いわゆる漢検組(日本漢字能力検定)は受検しないものと思われます。
ただ、検定名は変更となることから、資格マニア的には数稼ぎ?的にはおいしいかもしれません。
文字検に関心をお持ちの方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
では!

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