自民党の教育再生実行本部が国内全ての大学の入学試験を受ける基準として、英語運用能力テスト「TOEFL(トーフル)」を活用する方針を固めたことが20日、分かった。
月内にまとめる第1次報告に明記し、夏の参院選の政権公約に盛り込む。
対象は、全ての国公立大学と私立大学。
大学の学部ごとに点数基準を定め、クリアした者に受験を認める。
たとえば、東京大学文科一類(主に法学部に進学)の受験資格は「TOEFL○○○点以上を獲得した者」と定め、公表する。
点数基準は各大学に自由に定めさせる。
TOEFLは英語圏の大半の大学で留学志願者の英語能力証明として使われており、留学の活発化を通じて国際社会に通用する人材を育成する狙いがある。
TOEFLの導入は、実行本部が、安倍政権の大学入試改革の目玉に位置づける施策の一つ。
英文読解を中心とした現在の高校の英語教育のスタイルを一変させる可能性もある。このため、教育現場に混乱を来さないよう平成30年度ごろからの導入を想定している。
(以下、略 産経ニュース3月21日)

英語力を測る試験としてはメジャーなものでは英検、TOEICほか多数ありますが、TOEFLは結果がそのまま海外留学の申請に転用できるため、導入されることになりました。
また、政府は2015年度の国家公務員採用試験から、「TOEFL」の受験を義務付けることの検討を始めました。
環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加表明などを受け、英語による交渉力を持った人材を育成する必要があることも導入検討の理由と考えられています。
TOEFLはスコア方式の試験であり、満点は120点で、最低点は0点。
それぞれのセクションの満点は30点となっていますが、これは1問間違えて1点減点という方式ではないようです。
評価は相対評価となっています。点数は受験日より2年間有効になります。
現在のテスト形式は、2005年より開始されたiBT(アイビーティー、Internet-Based Testing、TOEFL iBT)と呼ばれるComputer Based Testingです。
リーディング(Reading)、リスニング(Listening)、スピーキング(Speaking)、ライティング(Writing)の4部から構成されており、試験時間は約4時間です。
リーディングかリスニングの何れかには「ダミー問題」と通称される、スコアには影響しない設問が追加されており、それにあわせて全体の試験所要時間も変化します。
受験者には正規の問題とダミー問題との見分けは出来ません。
(Wikipediaより引用)
最近はTOEICの受験者が圧倒的に多いようですが、今後は記事の通りTOEFLの受験者も増えてくるものと予想されます。
英語を勉強しておられる方はTOEFL受験も検討してみてはいかがでしょうか。
では!

いつも応援ありがとうございます。 
にほんブログ村 資格ブログ スキルアップへ