平成24年6月17日（日）に受検した漢検1級の標準解答が本日到着したので、早速自己採点してみました。
結論から先に申し上げますと、べんちゃんの得点は152点（MAXで＋4点=156点）で合格基準である160点には惜しくも及ばず、不合格が確実な情勢になりました。
80%程度が合格基準となっていますが、最近は得点調整が行われた例はなく、160点を1点でも下回れば不合格となっています。
7月10日の合否結果サービスではあと何点で合格だったかを確認することになります。
実際の得点は「とめる・はねる・はらう」とかで減点もあろうかと思いますので、140点台ではないかと予想しています。
とは言え、前回（1月29日）受検時の117点よりは大きく得点を伸ばしていることは確実で、10月28日（日）のリベンジ受検に向けて追い風になったと思います。
通常、よく出題される二字の熟語は無数にありますので、次回受検時にも初めて聞くような熟語は出るでしょうが、目標はあくまで1級合格でありますので、あまり固執せず、勘を働かせて書けるように日々鍛練していきたいと思います。
分野毎の予想得点はさておいて、べんちゃんが間違えたところをいくつか述べておきます。
（一）読み
「冕旒（べんりゅう）」「倏忽（しゅくこつ）」「老耋（ろうてつ）」「罌缶（おうふ）」「鴪=鳥偏＋穴（いつ）」「梭（ひ）」「尨（むくいぬ）」「徇（とな-えん）」「卉（くさ）」
※「徇」は「したが-う」で出るケースが多いので、間違ってしまいました。
（二）書き取り
「蛹（さなぎ）←言われてみればそうでしたみたいな！結局書けず！」「良い結果を齎（もたら）す」「うろたえて憫or愍笑（びんしょう）を買う←敏捷（準1級で頻出）が真っ先に思い浮かびました。当然不正解。」「屋根を茅or萱（かや）葺きにする」
（三）国字　満点の為該当なし　ちなみに鞆（とも）・襷（たすき）・鰚（はらか）・�隋覆�おぼら）・袰（ほろ）が出題
（四）語選択　書き取り
「付き合いを親密にする（交詢）」「身近に接して感化を受ける（親炙）」
※跋渉（ばっしょう）・豺狼（さいろう）・余喘（よぜん）は正解（意味は省略）
（五）四字熟語
全問正解のはずでしたが、弾丸黒子が不正解でした。
「黒子」と素直に書いておけばよかったものを、1級レベルの表現である「黒痣」と書こうとして「黒痔」で書いてしまう始末。
これでは黒い痔になっていまいますね(笑)
※その他、拈華微笑（ねんげみしょう）・郢書燕説（えいしょえんせつ）・撥乱反正（はつらんはんせい）・含哺鼓腹（がんぽこふく）・嘔啞嘲哳（おうあちょうたつ）・扇枕温衾（せんちんおんきん）・蒼蠅驥尾（そうようきび）・衣錦尚絅（いきんしょうけい）・海底撈月（かいていろうげつ）が出題
（六）熟字訓・当て字
6月17日のブログを参照して下さい。
※その他、直衣（のうし）・胼胝（たこ）・馴鹿（トナカイ）・鳳梨（パイナップル）・交喙（いすか）・馬尾藻（ほんだわら）・玉筋魚（いかなご）が出題
（七）熟語の読み　一字訓読み
ここは半分しか点が取れませんでした。
「粥獄（いくごく）」←準1級で頻出である「芋粥（いもがゆ）」の音読みバージョンである「うしゅく」から「しゅくごく」と書いて不正解。
その他の漢字は勉強不足にて不正解（略）
（八）対義語・類義語
「顕達」の対義語である「淪落」、乱丁の類義語である「錯簡」、挂冠の類義語である「致仕」が出てきませんでした。
※その他、鞅掌・駑鈍・馘首・懊悩・放埒・瞞着・尽瘁が出題（読みは省略します）
（九）故事・諺
「命を知るものは巌牆（がんしょう）の下に立たず」←これは知っているか否かのレベルであり、べんちゃんは普通に「岩礁」と書いてしまいました。
「穏座（おんざ）の初物」←これは初めて聞きました。
当然不正解であり、意味も分からず「温座」と書いてしまいました。
その他のものについては市販の問題集にあるようなレベルのものが出題されたため、正解しています。
（十）文章題
出典は高野長英の「わすれがたみ」より出題。
読みはほぼ全問正解。
書き取りでは「勃勃」「孝順」「慷慨」「間諜」「讒奏」が不正解。
まあ、こんな感じです、はい。
10月28日（日）は必ず合格出来るよう日々精進していきたいと思います。
では！

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