「阿諛追従」「神韻縹渺」「擲果満車」「浅斟低唱」「鏃礪括羽」「肉山脯林」「披荊斬棘」「麻姑掻痒」「流汗淋漓」「画脂鏤氷」
上記は本日出題された1級の四字熟語です。
すべて書けて意味を理解出来る方は合格に相当近い方だと思います。
配点が書き取り2点×10問+意味2点×5問=30点もあるので漢検1級受検者はここにもっとも力を入れていると思います。
とは言いながら、漢検四字熟語辞典では1級対象漢字が1200字程度もあり、毎回必ず新出の四字熟語が2〜3問程度は出題されるのでそこを正解しないと得点が伸びないと思います。
べんちゃんは帰宅後調べたところ、上記のうち「擲果満車」「浅斟低唱」「鏃礪括羽」「披荊斬棘」が不正解でしたので(模範解答は2月1日発送予定)、全体としても大きく点数を落とす結果となりましたので、残念ながら今回は不合格になると思います。
偖(さて)、続いて私が注目したのは「当て字」です。
配点は1点×10問=10点ではありますが、「国字」同様、得点が稼げる分野でもあります。
今回出題されたのは次の10問。
「柳葉魚」「皁莢」「天蚕糸」「朱鷺」「氷下魚」「煙管」「雨久花」「水手」「飯匙倩」「生絹」
このうち「氷下魚(こまい)」が分かりませんでした。
氷の下なので「ワカサギ」と書いてしまいました。
「雨久花」については「漢検合格ノート1級」にあったのは覚えていたのですが、この問題集には○○アオイというのがたくさん出てきます。
果たして「ホテイアオイ」だったか「ミズアオイ」だったか「トロロアオイ」だったか(多分これは違うと直感)うろ覚えでしたが、思い切って「ホテイアオイ」にしたら正解は「ミズアオイ」でした(涙)。
あと、少し反則だと思ったのは「水手」です。
英語的に考えてウォーターハンド?なんじゃそら?と思いながら適当に書いたら勿論不正解で、正解は水夫を意味する「かこ」でした。
それ以外の「当て字」はすべて正解しています。
また、最近「蛇関連」がよく出題されていますので(赤楝蛇…やまかがし、蛇舅母…かなへび)、今回は響尾蛇(ガラガラヘビ)か黄頷蛇(アオダイショウ)でも出題されるのかと思いきや、問題集に普通に載っている「ハブ」でした。
ちょっと残念!
諺・成語分野では以下のところが分かりませんでした。
「帷幄(いあく)の臣」「蓼虫(りょうちゅう)辛を忘る」=蓼虫忘辛(りょうちゅうぼうしん)
「人生に根蔕(こんてい)無く、瓢(ひょう)として陌上(ひゃくじょう)の塵(ちり)の如し」
「鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず、…【ショウリョウシンリンニスクウモイッシニスギズ】
「しょうりょう」って鳥の「ミソサザイ」かい!と正解が分かればちょっと悔しい気がしますが…
最初の「読み」「書き取り」もちょこちょこと落としていますので、トータルでは6割〜7割くらいの得点ではないかと思います。
ただ、毎回申しておりますが、漢字には複数の読みや他の漢字を書いても正解のケースがあること、とめる・はらう・はねるのどれかで減点される可能性があることも考慮せねばなりません。
いずれにせよ、今回の受検で少しは対策を立てられそうです。
順序が逆になりましたが、漢検1級の試験会場は京阪電車「墨染駅」から徒歩約10分のところにある京都教育大学藤森学舎でした。
本日はTOEICの試験会場にもなっており、TOEICの方は正門を入ってすぐのところが試験会場でしたが、漢字検定の方はそこから約7分くらい歩いてやっと到着しました。
1級の受検者は23名で、うち5名が欠席のようでした。
それにしても1級(準1級もそうですが)の受検者は年齢層も幅広く皆さん落ち着いておられますね。
独特の雰囲気・緊張感もありますし、その中で受検出来たことはプラスになったと思います。
今回試験の得点が出ましたらまたupさせていただきたいと思います。
そして次回の6月試験(平成24年度第1回試験)では必ずリベンジしたいと思います。
では!

京都教育大学漢字検定1級受検会場








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