予定通り、関西大学天六キャンパスにて第一種衛生管理者試験を受験してきました。
本来であれば、加古川にある近畿安全衛生技術センターまで出向かなければならないのですが、年に1度開催される、いわゆる出張試験が大阪会場で実施されたため、遠出せずに済みました。
試験は午後1時半からの3時間。試験終了時刻は午後4時半です。
毎回思うのですが、労働安全衛生法の他の試験もそうですが、こんなに時間は要らないのではないかと思います。
さて、べんちゃんは本試験に関しては過去問7年間分を20周していたこと、分からないところはネットやテキストで調べて補完していたこともあり、問題文を見るなり解答の選択肢が予想することが出来、ほぼその通りに出題されたため、まさに「秒殺」で解答をマークして45分間で解答を終了しました。
試験開始1時間後からは中途退出が可能となりますのでさっさと教室を後にしました。
今回難しかった問題をあえて1問挙げるとすれば、「病休度数率」と「病休強度率」を計算させてその組み合わせを選択させる問題です。
大阪会場で受けた人しか分からないかと思いますが、正解は5番です。
タイトルにも書いていますように、合格は既に確定しています。
この試験に限らず、センターの試験は問題用紙は回収され検証することはできません。
合格した場合は「合格」のみの通知、「不合格」の場合のみ得点が表示されます。
仮に開示されたとしても「満点」は間違いないと確信しています。
重箱の隅をつつくような問題が出題されても余裕でしたが、さすがにマニアックな問題は出ませんでした。
頻出問題といいますか、良問が出題されていました。
「衛生管理者」の資格は人気・実力とも急上昇中であり、雑誌の特集でも上位にランクしています。
50人以上の労働者がいる職場では設置が義務付けられている資格でもあり、取得していると就職・転職にも有利とされています。
受験資格は少し厳しい面もありますが、広く認められておりますので、気になった場合はセンターに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
次に、「第一種衛生管理者試験」の参考となるサイトを紹介させていただきたいと思います。
まずはこのサイトです。
センターのHPでは直近の1回分しかダウンロードできません。
私はこのサイトよりダウンロードして印刷して覚えました。
そしてもう1つはこのサイトです。
解説は平成21年後期以降はありませんが、平成16年度までの解説を読めばそれ以降の問題にも十分対処出来ると思います。
ただ、一部誤植がありますが、それを見つけることが出来ればあなたの実力は本物です。
テキストはこれを使いました。
とてもよくまとまっていると思います。
最後に、本日出題された問題で私が覚えているものを述べさせていただきます。
述べるのは正答の選択肢(私が選んだ解答)のみです。
この選択肢を見れば、過去問などから他の選択肢も類推出来るのではないかと思います。
「正しいものを選べ」「誤っているものを選べ」のところを捻って何度も出題される可能性がありますので、今後受験される方は参考にしていただければと思います。
では!
■厚生労働省の「作業環境評価基準」に基づく作業環境測定結果の評価に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→B測定の測定値が管理濃度を超えている場合は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる。
<解説>B測定の測定値が管理濃度の1.5倍である。
■特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→特殊健康診断における尿の採取時期については、有機溶剤等健康診断では、作業期間中の任意の時期でよいが、鉛健康診断では、鉛の生物学的半減期が短いため、厳重にチェックする必要がある。
<解説>有機溶剤の生物学的半減期が短いため、厳重にチェックする必要がある。
■化学物質等安全データシート(MSDS)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→MSDSは、化学物質等の危険有害性についての詳細なデータであり、すべての作業環境で生じる状況を網羅する情報として提供するものである。
<解説>MSDSは化学物質等を他の事業者に譲渡または提供する際に提供するものである。
■「派遣労働者が派遣中に労働災害に被災し休業したときは、[ A ]の事業者が、[ B ]を作成し、所轄[ C ]に提出しなければならない。」
→A=派遣元及び派遣先双方 B=労働者死傷病報告 C=労働基準監督署長
定番問題であり、よく出題されます。
■労働基準法における労働時間等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→機密の事務を取り扱う労働者については、所轄労働基準監督署長の許可を受けなくても労働時間に関する規定は適用されない。
これも定番問題です。
■厚生労働省の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく喫煙対策の進め方に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→喫煙室又は喫煙コーナーには、喫煙対策機器として、たばこの煙を除去して屋内に排気する方式の空気清浄装置を設置し、これが困難である場合には、局所排気装置や換気扇を設置する。
<解説>文章の前後が逆です。このまんま出題されました。
■筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。
<解説>筋肉中のグリコーゲンは、酸素の供給が不足しているとき、水と二酸化炭素に分解されず乳酸になる。
■感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→網膜の錐状体は色を感じ、杆状体は明暗を感じる。
これも定番問題ですね。
■神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→体性神経は、感覚器官からの情報を脊髄などの中枢に伝え、自律神経は中枢からの命令を運動器官に伝える。
<解説>説明文が逆ですね。
■腎臓又は尿に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→腎機能が低下すると血液中の尿素窒素が低下する。
<解説>尿素窒素が増加します。
■体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
これもよく出題されますね。
■労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出る場合においても、労働時間の延長が1日2時間を超えてはならない業務は、次のうちどれか。
→多量の低温物体を取り扱う業務
過去問そのままですね。
■有害業務とそれに従事する労働者に対して特別の項目について行う健康診断の項目の一部との組合せとして、法令上、あっているものは次のうちどれか。
→高圧室内業務…肺活量の測定
過去問では誤っているものはどれかで出題されていますね。
■一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→傷病者に反応がない場合は、気道を確保した後、約1分間呼吸の様子を観察し、普段どおりの息(正常な呼吸)が無いと判断した場合に、心肺蘇生を行う。
これも過去問そのままですね。
■空気中の汚染物質の分類とその性状に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→粉じんがさらに微細な固体の粒子となり、半ば融解した状態で、空気中に浮遊しているものをヒュームという。
これも過去問からの出題です。
他には、出産した女性の就労制限について・衛生管理者の選任について・VDT作業環境について・特殊健康診断について・雇い入れ時に省略できない検査項目・定期自主点検の対象でないもの・作業主任者を選任すべき事例・騒音性難聴の問題(内耳の有毛細胞の障害のところで、内耳の前庭とか蝸牛とか他の部分が記載されている)・化学物質と健康障害の組み合わせ(二硫化炭素…精神障害)・肝臓の働き・エネルギー代謝率(RMR)について・健康管理手帳の対象となるものを選ぶ問題etc.

いつも応援ありがとうございます。


本来であれば、加古川にある近畿安全衛生技術センターまで出向かなければならないのですが、年に1度開催される、いわゆる出張試験が大阪会場で実施されたため、遠出せずに済みました。
試験は午後1時半からの3時間。試験終了時刻は午後4時半です。
毎回思うのですが、労働安全衛生法の他の試験もそうですが、こんなに時間は要らないのではないかと思います。
さて、べんちゃんは本試験に関しては過去問7年間分を20周していたこと、分からないところはネットやテキストで調べて補完していたこともあり、問題文を見るなり解答の選択肢が予想することが出来、ほぼその通りに出題されたため、まさに「秒殺」で解答をマークして45分間で解答を終了しました。
試験開始1時間後からは中途退出が可能となりますのでさっさと教室を後にしました。
今回難しかった問題をあえて1問挙げるとすれば、「病休度数率」と「病休強度率」を計算させてその組み合わせを選択させる問題です。
大阪会場で受けた人しか分からないかと思いますが、正解は5番です。
タイトルにも書いていますように、合格は既に確定しています。
この試験に限らず、センターの試験は問題用紙は回収され検証することはできません。
合格した場合は「合格」のみの通知、「不合格」の場合のみ得点が表示されます。
仮に開示されたとしても「満点」は間違いないと確信しています。
重箱の隅をつつくような問題が出題されても余裕でしたが、さすがにマニアックな問題は出ませんでした。
頻出問題といいますか、良問が出題されていました。
「衛生管理者」の資格は人気・実力とも急上昇中であり、雑誌の特集でも上位にランクしています。
50人以上の労働者がいる職場では設置が義務付けられている資格でもあり、取得していると就職・転職にも有利とされています。
受験資格は少し厳しい面もありますが、広く認められておりますので、気になった場合はセンターに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
次に、「第一種衛生管理者試験」の参考となるサイトを紹介させていただきたいと思います。
まずはこのサイトです。
センターのHPでは直近の1回分しかダウンロードできません。
私はこのサイトよりダウンロードして印刷して覚えました。
そしてもう1つはこのサイトです。
解説は平成21年後期以降はありませんが、平成16年度までの解説を読めばそれ以降の問題にも十分対処出来ると思います。
ただ、一部誤植がありますが、それを見つけることが出来ればあなたの実力は本物です。
テキストはこれを使いました。
とてもよくまとまっていると思います。
最後に、本日出題された問題で私が覚えているものを述べさせていただきます。
述べるのは正答の選択肢(私が選んだ解答)のみです。
この選択肢を見れば、過去問などから他の選択肢も類推出来るのではないかと思います。
「正しいものを選べ」「誤っているものを選べ」のところを捻って何度も出題される可能性がありますので、今後受験される方は参考にしていただければと思います。
では!
■厚生労働省の「作業環境評価基準」に基づく作業環境測定結果の評価に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→B測定の測定値が管理濃度を超えている場合は、A測定の結果に関係なく第三管理区分となる。
<解説>B測定の測定値が管理濃度の1.5倍である。
■特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→特殊健康診断における尿の採取時期については、有機溶剤等健康診断では、作業期間中の任意の時期でよいが、鉛健康診断では、鉛の生物学的半減期が短いため、厳重にチェックする必要がある。
<解説>有機溶剤の生物学的半減期が短いため、厳重にチェックする必要がある。
■化学物質等安全データシート(MSDS)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→MSDSは、化学物質等の危険有害性についての詳細なデータであり、すべての作業環境で生じる状況を網羅する情報として提供するものである。
<解説>MSDSは化学物質等を他の事業者に譲渡または提供する際に提供するものである。
■「派遣労働者が派遣中に労働災害に被災し休業したときは、[ A ]の事業者が、[ B ]を作成し、所轄[ C ]に提出しなければならない。」
→A=派遣元及び派遣先双方 B=労働者死傷病報告 C=労働基準監督署長
定番問題であり、よく出題されます。
■労働基準法における労働時間等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→機密の事務を取り扱う労働者については、所轄労働基準監督署長の許可を受けなくても労働時間に関する規定は適用されない。
これも定番問題です。
■厚生労働省の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく喫煙対策の進め方に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→喫煙室又は喫煙コーナーには、喫煙対策機器として、たばこの煙を除去して屋内に排気する方式の空気清浄装置を設置し、これが困難である場合には、局所排気装置や換気扇を設置する。
<解説>文章の前後が逆です。このまんま出題されました。
■筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。
<解説>筋肉中のグリコーゲンは、酸素の供給が不足しているとき、水と二酸化炭素に分解されず乳酸になる。
■感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→網膜の錐状体は色を感じ、杆状体は明暗を感じる。
これも定番問題ですね。
■神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→体性神経は、感覚器官からの情報を脊髄などの中枢に伝え、自律神経は中枢からの命令を運動器官に伝える。
<解説>説明文が逆ですね。
■腎臓又は尿に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→腎機能が低下すると血液中の尿素窒素が低下する。
<解説>尿素窒素が増加します。
■体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
→体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
これもよく出題されますね。
■労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出る場合においても、労働時間の延長が1日2時間を超えてはならない業務は、次のうちどれか。
→多量の低温物体を取り扱う業務
過去問そのままですね。
■有害業務とそれに従事する労働者に対して特別の項目について行う健康診断の項目の一部との組合せとして、法令上、あっているものは次のうちどれか。
→高圧室内業務…肺活量の測定
過去問では誤っているものはどれかで出題されていますね。
■一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→傷病者に反応がない場合は、気道を確保した後、約1分間呼吸の様子を観察し、普段どおりの息(正常な呼吸)が無いと判断した場合に、心肺蘇生を行う。
これも過去問そのままですね。
■空気中の汚染物質の分類とその性状に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
→粉じんがさらに微細な固体の粒子となり、半ば融解した状態で、空気中に浮遊しているものをヒュームという。
これも過去問からの出題です。
他には、出産した女性の就労制限について・衛生管理者の選任について・VDT作業環境について・特殊健康診断について・雇い入れ時に省略できない検査項目・定期自主点検の対象でないもの・作業主任者を選任すべき事例・騒音性難聴の問題(内耳の有毛細胞の障害のところで、内耳の前庭とか蝸牛とか他の部分が記載されている)・化学物質と健康障害の組み合わせ(二硫化炭素…精神障害)・肝臓の働き・エネルギー代謝率(RMR)について・健康管理手帳の対象となるものを選ぶ問題etc.

いつも応援ありがとうございます。


