兵庫県尼崎市は、「輸送の安全確保が最大の使命」という認識のもと、高齢者や障害者にも安心してバスを利用してもらうため、乗務員全員が民間資格「サービス介助士2級(ケアフィッター)」取得を目指している。

同資格は、NPO法人「日本ケアフィットサービス協会」により認定が行われており、高齢者や障害者に対する接客の心と、安全な介助技術の習得を目指すもの。小売業、観光業、レジャー産業など、サービス業を中心に取得が進んでいる。また、東京首都圏のすべての鉄道会社など、公共交通機関でも導入が始まっている。自宅での事前学習で基礎を学び、2日間に渡る実技教習で身につける方式で、2009年10月現在、個人受講も含めて、約6万人が資格を得ている。

尼崎市交通局では、既に15人(うち乗務員9人)が取得。受講費用(3万9,900円)を市が負担し、今後、年間約10人の取得を続け、2016年度をめどに全乗務員が有資格者として乗務する方針だ。

名古屋市などでも、営業所などで勤務する運行管理職員などが同様の資格を有しているが、実際にバスを運転する乗務員が、介助士として利用客と接する例はなかったという。

(ケアマネジメントオンライン3月25日より一部抜粋)

とても素晴らしい試みであると思います。
全国のバス会社でも導入されるといいですね。
なお、サービス介助士(ケアフィッター)は、「入浴・排泄・食事」など、介護を担うホームヘルパーの資格とは違い、お年寄りや体の不自由な人に対する「おもてなしの心」と「介助技術」を身につけるための資格です。
講座は各地で開催されていますので、関心のある方は受講してみてはいかがでしょうか?
では!

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