日本英語検定協会は29日、英検の「準2級」と「2級」の間に新たな級を新設すると発表した。
2025年度から導入する予定。
級の新設は31年ぶりで、同協会は「準2級と2級のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供する」としている。
英検はこれまで、高校1年生で準2級、高校卒業時に2級の取得を目標レベルに設定していた。
ただ、教諭や生徒から「準2級と2級の間には、高い壁がある」といった声が寄せられていた。
同協会による合格者のデータ分析でも、5級から準2級までは、次の級の合格までの期間が約1年だったが、準2級から2級は約2年だったこともあり、新たな級の導入を決めたという。
同協会は新たな級について「高校2年生にふさわしい英語力レベルを客観的に示したうえで、小さな成功体験の機会を提供し、学習者のモチベーションの維持を図りたい」としている。
(Yahoo!ニュース 9月29日)
率直に申し上げて、これは良いニュースであると思います。
級としては連続していてもそのギャップがあまりにも大きいとモチベーションが下がりますので。
ちなみにべんちゃんが英検2級に合格したのは確か19歳頃だったと思います。
この頃はまだ準2級が創設されていませんでしたので、3級合格後にせっせと問題集を頼りに2級に挑戦した記憶があります。
勿論、当時はネットもありませんので、試験の形式や申し込み方法、スコア方式、配点に至るまで現在とはかなり状況が異なっています。
さて、英検と何かと比較されるのが漢検です。
受検したことのある方なら感じておられると思いますが、準1級と1級との間には天と地ほどの差があります。
準1級合格後に1級の勉強を全くせずに受検すると、7点とか15点とか(200点満点中)あり得ない点数になります。
1級には1級配当漢字があり、基本的にはここから出題されます。
四字熟語に関しては、最近は常用四字熟語も10題中2問程度出題される傾向になってきていますが、以前は10問全て1級対象の四字熟語オンリーから出題されていました。
また、類義語・対義語については対策が立てにくく、与えられた平仮名を漢字に変換するわけですが、これがかなり難しくなってきています。
語選択に関しては、漢検漢字辞典に掲載されていない熟語が相当出題されます。
広辞苑には掲載されていることがほとんどですが、中には日本国語大辞典にしか掲載されていない熟語が出題されています。
諺・故事成語は無数にありますし、熟字訓・当て字も無数にあります。
熟字訓については、漢検漢字辞典の巻末資料を覚えれば8点は最低でも取れますし(10点満点)、仮に見たこともない熟字訓が出題されたとしても、配点的に合否には影響はないので、書き取り問題をいかに失点しないかがポイントになります。
漢検こそ、1級と準1級の間に級を新設すべきではないでしょうか?
あるいは1級の上に新1級(特1級)を新設して難易度調整するとか。
世の中には英検1級・漢検1級・数検1級の3冠を達成されておられる天才の方もおられるようですが、べんちゃんはまずは漢検1級を目指して飽くなき挑戦を続けていく次第です。
では!
いつも応援ありがとうございます。

2025年度から導入する予定。
級の新設は31年ぶりで、同協会は「準2級と2級のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供する」としている。
英検はこれまで、高校1年生で準2級、高校卒業時に2級の取得を目標レベルに設定していた。
ただ、教諭や生徒から「準2級と2級の間には、高い壁がある」といった声が寄せられていた。
同協会による合格者のデータ分析でも、5級から準2級までは、次の級の合格までの期間が約1年だったが、準2級から2級は約2年だったこともあり、新たな級の導入を決めたという。
同協会は新たな級について「高校2年生にふさわしい英語力レベルを客観的に示したうえで、小さな成功体験の機会を提供し、学習者のモチベーションの維持を図りたい」としている。
(Yahoo!ニュース 9月29日)
率直に申し上げて、これは良いニュースであると思います。
級としては連続していてもそのギャップがあまりにも大きいとモチベーションが下がりますので。
ちなみにべんちゃんが英検2級に合格したのは確か19歳頃だったと思います。
この頃はまだ準2級が創設されていませんでしたので、3級合格後にせっせと問題集を頼りに2級に挑戦した記憶があります。
勿論、当時はネットもありませんので、試験の形式や申し込み方法、スコア方式、配点に至るまで現在とはかなり状況が異なっています。
さて、英検と何かと比較されるのが漢検です。
受検したことのある方なら感じておられると思いますが、準1級と1級との間には天と地ほどの差があります。
準1級合格後に1級の勉強を全くせずに受検すると、7点とか15点とか(200点満点中)あり得ない点数になります。
1級には1級配当漢字があり、基本的にはここから出題されます。
四字熟語に関しては、最近は常用四字熟語も10題中2問程度出題される傾向になってきていますが、以前は10問全て1級対象の四字熟語オンリーから出題されていました。
また、類義語・対義語については対策が立てにくく、与えられた平仮名を漢字に変換するわけですが、これがかなり難しくなってきています。
語選択に関しては、漢検漢字辞典に掲載されていない熟語が相当出題されます。
広辞苑には掲載されていることがほとんどですが、中には日本国語大辞典にしか掲載されていない熟語が出題されています。
諺・故事成語は無数にありますし、熟字訓・当て字も無数にあります。
熟字訓については、漢検漢字辞典の巻末資料を覚えれば8点は最低でも取れますし(10点満点)、仮に見たこともない熟字訓が出題されたとしても、配点的に合否には影響はないので、書き取り問題をいかに失点しないかがポイントになります。
漢検こそ、1級と準1級の間に級を新設すべきではないでしょうか?
あるいは1級の上に新1級(特1級)を新設して難易度調整するとか。
世の中には英検1級・漢検1級・数検1級の3冠を達成されておられる天才の方もおられるようですが、べんちゃんはまずは漢検1級を目指して飽くなき挑戦を続けていく次第です。
では!
いつも応援ありがとうございます。

